2024年1月1日説教要旨
聖書箇所 イザヤ書46:3-4
○○詣でとキリスト教
瀬戸 毅義
「一寸先は闇」という言葉があります。政治の世界でよく使われますが世界の現実も同じです。
一昨年はロシアによるウクライナの侵略がありまだ継続しています。終結は未定です。昨年はハマスとイスラエルの戦争が起こりました。痛ましいニュースが新聞やテレビで報道されています。まったく思いもしない出来事が起こるのが現実の世界です。2024年も同様でしょう。ユダヤ人はイエスの「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる。」(マタイ26:52)という言葉を思い出してください。ずっと昔に彼らのご先祖のアブラハムは周囲の人々にいいました。「あなたの物は、たとえ糸一筋、靴ひも一本でも、決していただきません。」(創世記14:22)彼は律儀で謙虚でした。彼は真の神を信じる人でした。
○○詣でという言葉がありますように昨晩は大勢の人が有名神社にお参りしました。クリスチャンは有名神社等にお参りしません。それは真の神様はご自分からおいでくださるからです。こちらからあちこちとお願いにお参りする必要はないのです。
キリストのお誕生のはるか昔にヤコブという若者が失意と涙の旅にでました。途中疲れて石を枕にして休みました。夢の中に神が現れて彼を励ましました。神自らが失意のヤコブ青年を励ましてくださいました。聖書の神(ヤーウエ)は、異国に行っても異郷に住んでも、共にいてくださるのです。何とありがたいお方でしょうか。聖書の神様は共にいてくださるお方、励ましてくださるお方です。聖書の箇所を挙げてみます。
わたしは、モーセと共にいたように、あなたと共におるであろう。わたしはあなたを見放すことも、見捨てることもしない。ヨシュア記1:5
恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。驚いてはならない、わたしはあなたの神である。イザヤ41:10
彼らを恐れてはならない、わたしがあなたと共にいて、あなたを救うからである。エレミヤ1:8,19
見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである。マタイ28:20
ある夜、幻のうちに主がパウロに言われた、「恐れるな。語りつづけよ、黙っているな。あなたには、わたしがついている(For I am with you.)。」行伝18:10
イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です。へブル13:8
私たちは新しい年へ旅人のように歩みをするのです。聖書にもクリスチャンは旅人、寄留者であると書かれています。
愛する人たち、あなたがたに勧めます。いわば旅人であり、仮住まいの身なのですから、魂に戦いを挑む肉の欲を避けなさい。第1ペトロ 2:11