【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2025年11月30日説教要旨
聖書箇所 ローマの信徒への手紙16章25~27節
啓示された神の計画
原田 寛
パウロは、ローマの信徒への手紙によってローマでの活動計画を示しました。まだ、出会っていなかったローマの信徒たちへ、自らの考えを示そうとしてこの手紙を記しました。ローマの信徒への手紙のあとがき部分で、この手紙の目的を記していました。主語は「神」です。神は、パウロの福音宣教によって、ローマの信徒たちを強めることができるということです。そして、「この福音は、隠され秘められていた神の計画の啓示で有り、神のご命令のままに、信仰による従順を導くためであり、異邦人(ローマにいる人々)がこの計画を知るようになるためである。」と示します。
当時のキリスト教会を舞台は、「ユダヤ人と異邦人」「律法と福音」という対立する事柄があったと考えられます。パウロは、この対立について、「神の秘められた計画」を示していますし、それは、今日にも通じています。
神の救いにあずかるということは、とても嬉しいことですし、それは、すべてが変わったと言えるような素晴らしいことです。異邦人クリスチャンから見ると、聖書に精通しているはずのユダヤ人が愚かしく見えたに違いありません。パウロは、そのような考え方に対して、ロマ書11章25節以下で「自分を賢いものとうぬぼれないように、次のような秘められた計画をぜひ知ってもらいたい」、「すべての人が神の憐みにあずかるために、不従順の状態にしている」と記しました。
パウロは、旧約聖書を引用しつつ、神の成そうとしておられることに対して、一部のイスラエルの人々が頑なになっているがそれは、異邦人全体が救われるためだとイザヤ書59章20節を引用して記します。救いのカギとなっているのは、神に対する「頑なさ」です。
イエスは、マタイ福音書10章34節以下に「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだと思ってはならない」と言っておられました。人と人との間に、家族や親子の間にも争いが絶えない。お隣さんとの間でも問題は生まれるということ。パウロは、争いが絶えないのは神に対する「頑なさ」があるからだというのです。また、「わたしの母とはだれか、わたしの兄弟とはだれか。・・・だれでも、わたしの天の父のみこころを行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である」(マタイ福音書12章46節以下)と。
大切なことは、パウロが言うように人々を救う神の存在ですし、私たちがその神を恐れ信じることです。
世界祈祷週間で示されている祈りは、神のみこころに沿ってささげられていくべき事柄です。主なる神を信じ、共に祈りましょう。
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