【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2020年5月24日説教要旨
聖書箇所 使徒行伝1章14節
聖霊を求める祈り
福岡新生キリスト教会
竹田 殉聖
いよいよ来週はペンテコステです。私たちは改めて聖霊の油注ぎ、恵みにあずかる者となりましょう。無教会創始者の内村鑑三師は「クリスチャンにとって最必要事は聖霊を受ける事である」と言いました。私たちは日々聖霊の恵みと力にあずかりましょう。
ではどのようにして聖霊を受けるのでしょうか?二千年前のペンテコステにおいては二つの要因が使徒1:14から考えられます。勿論祈る時に聖霊を受けるのですが、その祈りの方法として第一番目に「心を合わせて」祈る、つまり教会の祈りです。上記の内村鑑三師は先ほどの言葉に続けて、「聖霊は団体の上に降る」と言いました。人々が集い、心を合わせて祈る時に聖霊は降るのです。「二人が心合わせて祈る祈りを私は聞く」とイエス様は言われました(Mat18:19)。私たちは現在も集まることが困難な時を過ごしていますが、改めて集うことを大切にしていきましょう。
第二番目は「熱心に」祈ることです。熱心に祈り求めて聖霊が降りました。「聖書を支配している祈りは格闘的な祈りである」とイギリスの神学者PTフォーサイス師は言います(この教会の協力牧師をされていた斎藤剛毅師が訳された『祈祷の精神』の中にあります)。格闘的な祈り、熱心な祈りに主は応答して下さるのです。最も必要な聖霊であるならば熱心に祈り求めなければなりません。歴代誌下20章にヨシャパテ王様の話が出てきます。南ユダに敵の大軍が攻めて来た時に、ヨシャパテ王様は民に呼び掛けて、神殿(教会)に集まり、断食を伴う熱心な祈りを捧げました。その時、主の霊(聖霊)が預言者ヤハジエルに降り、勝利の言葉を受け取りました。
私たちは今、非常に困難な時代に生きています。だからこそ神の宮に集い、「心を合わせて」「熱心に」祈りを捧げて参りましょう。そしてペンテコステの聖霊を受けた弟子たちが宣教に立ち上がったように、私たちも聖霊を受けて主の福音を筑紫野の地に宣べ伝える者となって参りましょう!