【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2020年1月12日説教要旨
聖書箇所 ローマ人への手紙12章1節~8節
キリストによる新しい生き方
梅木 光男
2020年が始まりました。今年は東京オリンピックをはじめ多くの重要なイベントが予定されています。世の中が混沌として不透明さを増す中で、原点回帰して私たちの生き方を再度見つめ直したいと考え、ローマ人への手紙12章から考察してみました。
この箇所はパウロの信仰の総括的な部分及び中核をなす所で、「この世と妥協してはならない」と「心を新たにして造り替えられる」という二つの言葉が、キリスト者の存在の本質を示すものとして語られています。これはイエスキリストを心にしっかりと受け入れ、何が神の御心であるかをわきまえる力がなければ実現することはできません。
信仰とは神を仰ぐことです。神さまが絶対的な羅針盤となり人生の基準となるのです。正しく自己を吟味評価し、その自分に忠実に生きることの困難さが分かる故に、神のみ言葉に聞き従い、信仰の度合いによって与えられた恵みと賜物を自分の為だけではなく、神の栄光のため、隣人への愛の実践として用いることこそ、我々に与えられた大いなる祝福と喜び、平安です。
2020年もそれぞれが地域社会や家庭、教会など置かれた環境で、祈り・奉仕・讃美・指導などの行為を通して主イエス・キリストと出会い豊かな祝福と恵みと平安を受けて歩んでいきたいと願っています。