【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2024年9月8日説教要旨
聖書箇所 コリントの信徒への手紙二2章14~17節
キリストの香しいかおり
原田 寛
「香り」は、鼻で感じ取るよい匂いと言われます。新約聖書は、この「香り」について以下の様に使用しています。それは意味として、神への献身のしるしとしてのキリストの犠牲(エフェソ5章2節)、キリスト者の献げ物(フィリピ4章18節)、パウロら自らを啓示体現者として香ばしい香りである、ということです。どれをとっても「神への献げ物」ですし、神を喜ばせるもの、神に嗅いでいただくものということです。
この香りは、だれもが嗅いでいるものであり、滅びる者には死から死に至らせる香り、救われる者には命から命に至らせる香りです。
パウロは、この香りに預かる者にとどまらず、この香りの務めに立つことを得ていることを喜んでいます。
私たちは、イエス・キリストが私たちを愛してくださったように人々を愛して教会の業に仕えることで、パウロと共にこのキリストの香しいかおりを喜ぶ者で有り続けてまいりましょう。