2019年8月25日説教要旨
聖書箇所 創世記45章1節~15節
ヨセフ物語
平尾バプテスト教会 伝道師 諸岡 寛
信仰とは神さまに信頼し全てをまかせ切ることです。頭の中でいろいろと考えてみたり、理想を夢見ることではなく、自分の現在の生活全てを神にまかせ切ることです。自分の力しか頼りに出来ないと思い込んであくせくするのではなく、自分の歩みに関心を持っておられる方が他におられることに目を開かせられることです。
今朝の説教題は、創世記のファミリーヒストリーのヨセフ物語です。ヨセフは父ヤコブにとても可愛がられるのですが、兄さんたちに嫉妬されて嫌われてエジプトに奴隷として売られ、牢獄の日々も余儀なくされます。でも主がいつもヨセフと共におられ、夢の説き証しの能力が授けられ、ファラオの悪夢を説き起こしたために、ファラオの宰相に大抜擢されるのです。
私たちはヨセフの様に常に神の主権に一切を委ね、日常生活の中で神以外のものに頼らない生き方を貫かねばなりません。それは決して楽な道ではありませんが、毎日毎日新しい事態に直面しつつ、自ら神さまとの対話の中でその場を切り開いていかなければならないのです。使徒パウロは「恐れおののいて自分の救いの達成につとめなさい」と述べています。恐れおののくとは、神のみを神としてその前にひれ伏すこと、神のみを頼りにすることです。神のみに寄り頼み、自分の救いを作り出し、その達成に勤めることが自立の歩みとなります。
筑紫野南教会は皆さんの熱い願いを神さまに委ね、神さまによって地域の教会の実現に努めて来られました。 この筑紫野エリアには未だ未だイエス・キリストを求める人達がたくさんおられることが確信出来ます。中高校生の若者たちの姿もよく見かけます。教会員の皆さんお一人お一人が周りの方々を教会にお誘い下さり、皆さんが共に喜ぶ信仰生活を送っていただきたいと強く願い祈ります。