【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2021年10月10日説教要旨
聖書箇所 ローマ人への手紙8章26~28節
全てを最善にされる神
新生キリスト教会
竹田 浩
私達の人生にはいろんな苦しみがあります。仏教用語では四苦八苦と言う言葉がありますが、生きる事に於いても、病に於いても、また老いに於いても苦しみがおおくあります。しかし、聖書ではこれ等の苦しみが最終的には、皆私達にとって益となると教えています。有名な内村鑑三は「確実なる信仰生活を長年続けたるものは、誰でもこの事を知る様になると言っています。私達にはなかなか理解できない部分もありますが、しかし、事実はそうなのです。
1、祈らせて下さる神様
私達はどう祈ったらよいか分からないのですが、聖書によると、聖霊なる神様が先頭にたって、祈りを導いて下さると言うのです。
もし、私達がどの様な厳しい状況の中にあっても、聖霊に満たされて信仰をもって祈り抜く事が出来るならば、必ず御心がなるのです。
神様は私達に祈り求める事を通して、御心を為してくださると言うのが、聖書の教えている所です。ですから、聖霊充満で常に信仰を以って祈り抜いて行かなければなりません。
2、十字架の愛をもって赦す事
パウロは、どんな状況にあっても死んで更に復活して、神の御座の右で今もイエス様が私達の為に執成していて下さると言うのです。
聖霊に満たされて、十字架のイエス様が見える様になると心の底から赦す愛が私達の心の中から湧いてきます。この時に、どんな敵も私達に立ち向かう事の出来る者はありません。パウロは私達を愛してくださる方によって、勝ち得て余りあると記して居ます。死も命も天使も支配者も、現在の者も将来の者も力ある者も高いところにいる者も低いところにいる者も、どんな被造物も私達主イエスキリストの愛から私達を引き離す事はできないのです。
3、聖霊に満たされる必要性
私達がこのような祈りの力に満たされて、十字架の愛に満たされる為にはどうしても、聖霊に充満に満たされる必要があります。そうしないと分かっていても、十分に祈れないし、また、隣人を心から赦し事が出来ません。それ故に熱心に祈って聖霊満たされる必要があります。