【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2023年12月3日説教要旨
聖書箇所 ヨハネⅠの手紙4章7節~12節
愛は神様からのもの
梅木 光男
間もなくクリスマスを迎えます。年末になると街中がクリスマスソングとイルミネーションに溢れ楽しい気分にさせられます。まさにクリスマスは私たちへの神様からの大切な贈物で、つまり愛する御子イエス・キリストの生誕です、英国の有名な推理小説家アガサクリスティーの短編小説に「ベツレヘムの星」がありますが、その中にはクリスマスに関する出来事が多く掲載され、クリスマスギフトとして著名です。
キリスト教の本質は主イエスがパリサイ人の質問に答えられたように、「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして主なる神を愛せよ」と「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ」というこの2つの戒めにかかっていると聖書は記しています。
神は愛の起源であり、源泉であること、神の本質そのものであって、もし神が御子イエス・キリストの十字架の死によって神の愛を具体的に示して下されなかったなら、我々は神様の愛を知ることが出来なかった。また神様の愛によって我々は互いに愛することができるようになった。互いに愛することによって神が我々の内にいることが明らかにされ、愛が我々のうちにおいて成熟し完成される道を示されたのです。
神様は我々に永遠の命を与え、キリストと共に永遠の祝福の中に生きる者として下さった故に、信仰と愛との関係が明確にされています。
それは神の愛が我々を生かし愛に駆り立て、愛は愛を生み出しかつ神の愛は現在もこれからもキリスト者の中に働き続けるのです。
「参考」「ベツレヘムの星」冒頭の詩から
飼い葉おけには 嬰児眠り ロバはいななき 牛はなき
おんどりめんどりはなきさわぐ 今宵の旅籠はあふれんばかり
空たかく星ひとつ明るく輝き 羊飼いは羊のかたわらにぬかずき
博士たちは神の賜物を持ち来り 天使は空に舞い続け 神の愛をたからかに告ぐ めざめよ子供ら 一人残らず めざめて 聴け 天使の歌
起きいでよ 今日こそは クリスマス 栄ある降誕祭