【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2022年9月4日説教要旨
聖書箇所 イザヤ書12章1~6節
救いの感謝
福岡新生教会協働牧師
竹田 浩
1.連盟の聖書日課によれば、今日はイザヤ書12章を読む日です。この12章には救いの感謝の言葉が述べられています。恐らくこれは列王記下18章、19章におけるヒゼキヤ王のアッシリアとの戦いにおける勝利を感謝した文章ではないかと思います。
2.この戦いの記録を読んでみると、二つの勝利の原因があると思います。一つはヒゼキヤが信仰の人であり、硬くみ言葉にたっていたと言う事です。彼はアッシリアの大軍が攻めよせてきた時に「主は我々を救い出して下さる」と宣言して止みませんでした。それに対して、敵の将軍ラブシャケは、「ただ舌先だけの言葉が戦力であり、戦略であるのか」と言って侮辱しました。ヒゼキヤは信仰の戦いにおいて、神の言葉を宣言するという事が、いかに重要であるかと言う事をよく知っていたのです。確かに、信仰は信じて義とされ、告白して救われると聖書にあります様に、神の言葉を宣言、告白する事は大きな力なのです。
3.第二番目にヒゼキヤは祈りの人で、この大きな大軍を前にして、彼は主の神殿にのぼり、イザヤに助けを求め乍ら、必死に主の前に祈りました。ヒゼキヤは信仰の祈りがどんなに大きな力をもっているかを知っていました。この祈りに応えて、主は天使を遣わし、アッシリアの軍の18万5千人を一夜で滅ぼしてしまわれました。見た目では、全く勝ち目のない戦いを完全に勝利したのです。更に、20章を読んで見ると、病気になって死にかかっている時、預言者イザヤから「あなたは死ぬことになっているから、家族に遺言をしなさ」いと言われました。しかし、彼はこの時も、激しく泣きながら、神に祈って勝利したと記されています。神様のみこころを変える様な祈りができたのです。
4.この様にヒゼキヤは信仰の戦いに勝利して、神様のすばらしさを体験し、感謝の歌を歌わずにはおれなかったのだと思います。私達も信仰人生において今日のイザヤ12章の様に、救いの感謝の歌を歌いたいものです。