【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2026年2月15日説教要旨
聖書箇所 使徒言行録2章1~13節
生まれ変わったように
原田 寛
「わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。」(ルカ24章49節)。「わたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい」(使徒1章4節)。「聖霊を受けなさい。誰の罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される…」(ヨハネ20章22-23節)。「聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらには、地の果てまでも、私の証人となる」(使徒1章8節)。
主イエスは、復活の日から40日に渡って弟子たちに現れ、神の国について話されました(使徒1章3節)。そして、天に帰られました。それから10日後、聖霊降臨は起こります。
ペンテコステは、主イエスが死んで三日目に復活された事に向き合った弟子たちの50日間の成果が、その日、表れたのです。聖霊は、激しい風が吹いてくるような音が天から起こり家じゅうに響きます。そして、炎のような舌が別れ別れに現れてひとりひとりの上に留まります。一同は、聖霊に満たされて、霊が語らせるままに他国の言葉で話しだしました。結果として、それぞれの国・民に向けて福音が拡がっていきます。
聖霊降臨後の弟子たちは、主イエスのみことばを受けて、自分たちのことを神の国の民、神の家族と考えるようになります。パウロは、次のように表現します。「肉と血は神の国を受け継ぐことはできません。また、朽ちるものが朽ちないものを受け継ぐことはできません」(Ⅰコリント15章50節)、「肉に従う者は肉のことを思い、霊に従う者は霊のことを思います」(ローマ8章5節)。死んで復活された主イエス・キリストへの信仰は、肉の中にどっぷりつかっていた人たちを霊に従う者に変えます。土の中で生まれ、成長する蝉の幼虫は、成長して、蛹となり、古い殻を破って、空を舞う成虫になり、声を発して命をつなぎます。水の中に生まれたヤゴは、水の中で活動します。そして、成長して水から出、古い殻を破って、空を舞うトンボになります。神は、創造の業の中にいのちの恵みを表しています。
生まれ変わるということを、「神に立ち帰る」と言い換えることができます。放蕩息子は、都で放蕩三昧のあげく受け継いだ財産を使い果たしてしまいます。しかし、父の下に帰ることを思いついて帰りました。父は、息子が帰ってくるのを遠くから見て、父の方も駆け寄り、喜びを表しました。父は、帰りを喜び、息子としての権利をさずけて祝宴を催したのでした。神は、立ち帰る者をそのように喜ばれます。聖霊は、その歩みを導き、信仰を完成へと導きます。
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