私は日曜日の礼拝や行事が終わったら、どんなに遅くなっても必ず会社に行きます。なぜかと言うと、全店、全従業員に先週の業績と私からのメッセージを伝えるためです。その中で少しでも聖書の言葉を入れようとしますが、皆が解りやすく、私の心情を伝えやすいのが、マタイによる福音書7章5節「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる。」です。何回も伝えました。扉は叩く者に開かれる。仕事や人生もその積極さで、私を鼓舞し、従業員にもわかって欲しいのです。
私は創業して20年になりますが、何も無い時から門を叩き続けてきました。一つの門が閉じられても、次の門が開けられるのです。失敗も多くありました。門が開いて勢いよく飛び込んで、谷底に転落することもなんと多かったことでしょう。でも谷底では神様がおちてくる私を受け止めて下さいました。だから今があると思います。
例えば、新規開拓するとき、大手企業の役員にアポイントのお願いをしようと、電話の前でおじけてしまい、ダイヤルを見つめてボタンを押せずにいると、扉を叩けと聞こえてくるのです。何度救われたことでしょう。
どんな巨大な扉が立ちはだかっても、その扉の手前で立ち尽くさず、希望と努力を持って、扉を開き、その中へと進んでまいりたいと思います。