【聖書箇所朗読】
2019年12月29日あかし
聖書箇所 ピリピ人への手紙 4章4節~7節
主の御手にゆだねて生きる
梅木 幸子
聖書の御言葉を信じることに自分の人生をかけてみようと決心しバプテスマを受けたのは、大学4年の時でした。やっと生きる目的と意味を見つけ、魂の落ち着き先が見つかり、碇を下ろすことが出来た気持ちでした。心が喜びで溢れました。
その後まもなく、西南大学の交換留学生としてアメリカの大学に行きました。できたてほやほやのクリスチャンでしたが、滞在中様々な困難の中で、神様に支えられ、又訓練されました。神様は祈りを聞き、守って下さる方だと確信しました。そして、心の中で「日本に帰ったら、日本の人々にイエス様のことを一生かけて伝えて行こう」と固く決心しました。
日本に帰ってきて、卒業後の進路を考えましたが、神様の御用をしたいという思いしか浮かばず、両親の大反対を押し切り、英語科卒業後、西南の神学部に編入しました。そして、1年目の学びを終えた頃、突然、現在の夫に結婚を申し込まれました。思いがけないことでしたが、祈った末、彼との結婚は神様の御心だと信じ、1年で神学部を結婚の為に退学しました。
結婚して、夫の転勤に伴って熊本、横須賀、岡山、東京、長崎、熊本、そして福岡と転々としながら子供4人が与えられました。行く先々で、最寄りの教会に転籍し、家族で礼拝出席をしつつ、教会学校教師、執事、食事当番など、様々な奉仕をし、家庭集会を開きました。わずか1年間でしたが神学部の学費を免除して頂き良き学びを与えられたので、感謝を込めて力の限り各教会で奉仕したいと思いました。
2001年4月、この地域に教会が欲しいという長年の夢が叶えられ、筑紫野南キリスト教会がスタートし、2005年に教会堂が建ち、2013年教会組織をしました。
2003年頃より福岡市博多区美野島で行われていたホームレス支援の活動に参加し始め、2009年からは理事の一人としてNPO法人「美野島めぐみの家」の働きに加わっています。神様にこの仕事に遣わされたと思っています。私にとっては、教会活動も美野島でのボランティア活動も神様の栄光を現わす奉仕の場と感じて感謝しています。
今までの人生、様々な局面で、自分の力では乗り越えられないと思うことが多々ありましたが、すべて神さまに祈りのうちに申し上げ、ゆだね、助けと乗り越える力を与えられここまで来ました。全能の神さまが共に歩んでくださる、私は何という幸せ者でしょう。この福音を多くの人に知らせる役目を果たしていきたいと思います。