中村映美
私はクリスチャンの家庭に生まれ、当たり前のように神様を信じ、日曜日は教会に礼拝に行っていました。大きくなるとともに教会からは離れていくようになりました。
夫と出会い結婚し日本に来て韓国教会をさがし、しばらくのあいだ通うようになりましたが、長く続きませんでした。
遠く離れていても母や兄弟たちは、私たち家族のために一生懸命祈っていてくれました。
三年前、私は娘とともにアメリカの家族のもとに遊びに行くことがありました。そのひと月の間は、私に色々なことを考えさせ、反省もさせ、また決心もさせてくれました。
「私は今までどれほど神様と離れていたか」
「母や兄弟たちは、私たち家族の健康や幸福のために毎日かかさず、どれだけ祈っていてくれたか」
日本に帰り、夫と一緒にまた教会に礼拝に行くことを私は決心しましたが、信仰のない夫は教会に行くことを、かたくなに拒否していました。
ちょうどそのころ、夫の身体の調子が悪く続いたため、病院に行き精密検査したところ、かなり進行した膀胱がんとの診断が出、私は夫の死まで考えるようになりました。その頃の私は祈るしかなかったです。
「恐れることはない、私はあなたと共にいる神。たじろぐな、私はあなたの神。勢いを与えて、あなたを助け、私の救いの右の手であなたを支える」(イザヤ書41章10節)
この神の言葉は、私に勇気と生きる力を与えてくれました。
夫は、14時間という長い手術、抗がん剤治療も受け、今は元気になりました。
その後、瀬戸先生や皆様の、はげましや助けもあり、夫も神様を信じ、夫婦一緒に、こちらの教会に通うようになりました。一年後パプテスマを受け、二年がたとうとしています。
「どんな事でも、思いわずらうのは、やめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。」(フィリピの信徒への手紙4章6節)
この三年の間、おこった奇跡は、神様が私たちを愛してくれた証しです。これからも、神様の言葉、教えに従って夫とともに、力を合わせ進んでいきたいと思います。
神のおみちびきを感謝いたします。