聖書箇所:ヨハネによる福音書6章30節~35節、48節~51節
ヨハネによる福音書の中で、イエス・キリストはご自身をいろいろな者であると名乗っておられる。この6章では私は「命のパン」だと宣言された。
「パン」は人が生きる為に欠くことのできない食物である。しかも、命のパンとは朽ちる食物ではなく永遠の命に至る霊的な食物を示している。
万物を創られた神様を知らない時の人間は霊的に死んでいる状態である。意識してなくても罪(神を認めず自己中心に生きること)の為に、神様との交わりが断たれているからである。しかし、「命のパン」であるイエス・キリストを食べる時、人間は新たなる命(神様と霊的に交わることができ、永遠に続く命)を生きるようになる。イエス・キリストを食べるとは「神様が人間の罪をあがなう為にこの世に遣わされた神の独り子なるイエス・キリストを信じる」ことを意味する。
我々の救いのために愛する御子キリストを「命のパン」として差し出して下さった父なる神様を賛美しよう。主イエス・キリストとの交わりの中で、その命と力に触れる時、不安や悲しみ、そして死さえも超越して生きることが出来る様になるのである。
(2014.4.13 礼拝説教より 担当 梅木光男)