2018年3月18日説教要旨 聖書 創世記12章1節~4節
『人生はアドベンチャー』 瀬戸毅義
アブラハムはいまから4千年前の人物ですがいまなお信仰の模範です。その名前の意味は「多くの国民の父」です。彼は父テラに伴われて妻のサライ(後サラと改名)、甥ロトと共カルデヤのウルを出てハランに住みました。父はそこで亡くなりました。
75歳の時、神の命によりそこを出て新しい土地に行くように言われました。新約聖書に「信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです」とあります(ヘブライ11章8節 新共同訳)。彼の歩みを通してキリスト教の信仰の一端を学びたく思います。信仰は神の言葉に従うことが第1です。生活が苦しくて住み慣れた場所を離れたのではありません。神が言われるからそうしたのです。彼は神を信じて躊躇しないで従いました。神第1、聖書の言葉第1の姿勢であります。クリスチャンの人生はすべて行旅であります。信仰を持って歩むとき、次からつぎへと信仰の試練が続きます。ジョン・バニヤンJohn Bunyanの「天路歴程」(The Pilgrim’s Progress)という小説がありますが、よくそれをあらわしています。まさに信仰の人生はアドベンチャーです。神第1の人生を歩く時に祝福がついてきます。後のことは神が守ってくださるのです。信仰を抱く人はいつも若いのです。サミエル・ウールマンの詩「青春」(Youth)を思いだしました。この詩はマッカーサーの座右の銘だったそうです。
青春(Youth)(部分)
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。曰く「驚異への愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、偉力と霊感を受ける限り人の若さは失われない。
サムエル・ウルマンの青春の詩(英語)
(home.h03.itscom.net/abe0005/ikoi/seishunn/seishunn.htmより。