【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2021年8月22日説教要旨
聖書箇所 ヤコブの手紙3章13~18節
天から降ってきた知恵
日本バプテスト大阪教会
下川俊也牧師
インターネットの普及で某サイトに「知恵袋」というものがあります。何か困ったな、と思った時、この知恵袋に尋ねてみると、いろんな人からの知恵が寄せられてくるというものです。私も時々利用させて頂いていますが、皆さんの中にも「知恵袋」を使った方もおられるかも知れません。その知恵袋について、これも知恵袋からですが次のようにありました。「『おばあちゃんの知恵袋』という本が出版されました。内容は、おばあちゃんが知っている衣食住の様々な経験上のノウハウを披露するというものでした。 昔は何世代もの世帯が同居しその間に様々なノウハウを伝授されていましたが、現在のような核家族では教えてもらう相手さえおりません。それらのニードにこの本がマッチし、大変好評を博しました。おばあちゃん的存在としてインターネットで気軽に教えてもらえる仕組みを『知恵袋』と名付けたようです」。
専門知識ばかりでなく、先人の知恵や人びとの体験や経験から出てくる知恵ってとてもゆたかですよね。そうして得た知恵を、自分のためだけでなく、今困っている人やどうしたらよいのかわからない人とシェアー、共有し合い、日常の生活に活かされていることが、何ともうれしいですよね。
本日は、聖書が示す知恵についてのお話です。それは「上から下ってきた知恵」(15節)「上からの知恵」(17節)とあります。また、その知恵は、「清く」「平和」「寛容」「温順」「あわれみと良い実とに満ち」「かたより見ず」「偽りがない」とあります。今日はその奥義についてともに聞いていきたいと思います。