【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2021年10月24日説教要旨
聖書箇所 マタイによる福音書3章13節~17節
イエス様のバプテスマ
早良キリスト教会
宣教師 朱承圭
今日の聖書箇所では、私たちにとっては少し奇妙と思えるようなことが起こりました。イエス様はバプテスマのヨハネからバプテスマを受けようとされ、バプテスマのヨハネはそれを断った、というのです。バプテスマのヨハネはイエス様が神様の御子であることを知っていたからです。
イエス様が受けられたバプテスマと、人々が受けたバプテスマは異なります。民のバプテスマは自分たちの罪のために受けたバプテスマです。しかし、イエス様のバプテスマはご自身の罪のためのバプテスマではありません。それは全人類の罪のために受けたバプテスマだったのです。
イエス様が従順に従われた時、どんなことが起きたでしょうか?イエス様が従順された時“大きな奇跡”が起きたのです。天が開かれ、聖霊が鳩のように下り、神様の御声が聞こえてきました。
“これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である。”
私は皆さんが従順することによって、天が開くことを経験する奇跡の主人公となることを願います。皆さんが従順する時、家庭の中で天が開かれることを願います。教会、民族、全世界で天が開かれることを願います。神様の国のために色んな事(礼拝を守るなど)を従順したみなさんを祝福します。しかし、イエス様の従順は簡単なものではありませんでした。どんな困難があったでしょうか?
イエス様の従順には“十字架”の困難がありました。イエス様のバプテスマは全人類の罪のために十字架を担うという“決断”です。十字架は人類史上、最も残酷なローマの刑法でした。十字架にかかる人は鞭で39回打たれ、そして激痛によって気絶したり目覚めたりを繰り返しながら、死んでいくことが十字架の死だったのです。このようにイエス様の従順には“十字架”という大きな障害があったのです。
皆様が神様の命令に従順する時必ず障害があると思います。皆様が神様の命令に従おうとする時、どのような困難が予想されるでしょうか。しかし、イエス様には十字架の恐れと恐怖よりも、もっと重要なことがありました。それは“神様の義、神様の計画”を実践することでした。皆様!神様の御心が成されることを願われるでしょうか?皆様の人生を通して神様の計画が成就されることを心より願います。