ハレルヤ 主のみ名をほめたたえ賛美いたします。
忘れもしない一昨年の12月25日、「腎盂、尿管にがんの転移の疑いがあります」という医者の言葉。それは前回の膀胱がん摘出手術の完治といわれる、ちょうど5年目の最後の検査結果の時でした。
それからの8か月間は、検査、抗がん剤治療、3回の手術と入退院を繰り返しました。抗がん剤治療の副作用は前回よりも、とても辛く、祈りよりも、神様に何度も弱音を吐き、こんなに辛いならもうやめたい、耐えられないと文句ばかり言ってしまうことがありました。そんな時、妻が、あなたのために教会の方や多くの方が、癒しを祈り、支えて下さっている事をあらためて教えられ、祈り手を備えて下さった主の愛と憐みの大きさを本当に深く知ることが出来ました。
がんの転移や、それからの治療、手術はとても辛かったし、私にとっては試練の時でしたが、主が共にいて立ち向かう力も乗り越える力も与えて下さいました。「いつも共にいて下さる主」「何事も備えて下さる主」そのことに改めてきづくことが出来、主のすばらしさを知り体験できたことに感謝いたします。
左腎臓、尿管摘出手術から、1年以上がたち、現在も病院で3か月ごとの検査を行っていますが、体調も崩すこともなく体力も回復し、仕事も出来ている毎日です。これか先、また違う場所へのがんの転移など、分からないこと、不安に思うこともありますが、確かなことは、神様は全てのことをご存じだということです。どんな時にも共にいて下さる主は、とてもすばらしい方です。悲しみを賛美に変え、必要を備え、より良い道へと導いて下さる主を見上げ、信じ、そして信頼してこれからも進んでいきたいと思います。全ての栄光を主にお返しし私の証とさせていただきます。
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の労苦はその日だけで充分である。マタイによる福音書 6章33,34節
筑紫野南キリスト教会 中村謙二 証
2024年11月17日