【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2024年12月29日説教要旨
聖書箇所 イザヤ書44章21~23節
賛美をもって
原田 寛
2024年の最後の主日なりました。今年は、どんな1年でしたか。
今年は、➀能登半島地震 ➁大谷翔平選手MLB史上初50-50を達成 ➂パリオリンピック・メダル最多45に沸く ➃闇バイト ➄少数与党へ ➅石破政権誕生 ➆被団協ノーベル平和賞受賞・・・いろいろなできごとがありました。気になることとしては、パレスチナ戦争の拡大、ウクライナ戦争の長期化と北朝鮮兵の派兵、貧富の格差の拡大、貧困世帯の拡大。超高齢化社会に襲う経済問題の数々、異常気象など、・・・
社会がどのような状況の中にあっても、主は共にいてくださいます。バビロン捕囚下にあって苦しんでいたユダヤ人たちも、イザヤの預言に耳を傾けました。バビロニア帝国は、ペルシャによって滅ぼされ、皇帝キュロスは、ユダヤ人を解放します。彼らは、「贖われた」のです。神は、「わたしに立ち帰れ、わたしはあなたを贖った」と宣言するのです。
主は、語られます。「わたしはあなたを形づくり、わたしの僕とした。わたしを忘れてはならない。」と。共におられた神を忘れてしまっていた民は、バビロンにおいて多くの苦しみを受けていたのです。主は、「わたしはあなたの背きを雲のように、罪を霧のように吹き払った」と言われます。民の問題は、神が吹き払ったと宣言されたのです。
わたしたちは、「祈りは聞かれる」ことを経験してきているではないでしょうか。祈りを聞いて下ささる主を忘れてはなりません。年の終わりに、私たちと共におられる主に讃美をささげましょう。主への賛美をもってこの年を終え、また、共におられる主を信じて、賛美をもって新しい年を迎えましょう。