【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2025年12月14日説教要旨
聖書箇所 マタイによる福音書1章18~25節
神、我らと共にいます②
原田 寛
今朝も「インマヌエル・私たちと共にいる神」について考えてまいりましょう。
聖書は、まず神がおられて、神が世界を創造し、人類救済のために歴史に介入するために御子をお遣わしになったと言います。つまり、神、自らそのご意志をもって共にいると言われます。つまり、神とキリスト者は、共にいるということです。
新約聖書は、共にいる主イエスと弟子の関係について、「御子イエスを花婿、弟子を花嫁」とたとえます。そのイメージは、経験豊富な老練な夫婦ではなく、結婚式を迎えた新婚さんのようです。それは、常に共にいて積極的に心を通わせ、ふたりがひとつになるというものです。
パウロは、「聖霊によらなければ『イエスは主である』と言えない」(Ⅰコリント12章3節)と言います。つまり、聖霊によって信仰を言い表すようになるということです。聖書は、主イエスがバプテスマをお受けになった時、聖霊が降り、天から「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が聞こえたと伝えます。
わたしは、「インマヌエル・私たちと共にいる神」というとき、「聖霊」の働きがあると信じています。新婚さんのように、神の御心を知ろうとして学び、祈り求めていくときに、古い自分が示され、変えられてきました。そして、分からなかったことが解るようになり、知らなかったことも教えられ、成長しました。そして、心から父なる神に祈るとき、主の御言葉を聞いていくとき、そして、信じる者として歩む時に、恵み深い神の愛と真実にふれてきたと考えています。
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