【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2026年4月5日説教要旨
聖書箇所 マタイによる福音書28章1~10節
はじまり-新たにされて
原田 寛
イースター おめでとうございます。
キリスト教会は、イースターを2000回近く、覚えてお祝いしてきたのだと思います。初代教会の迫害と苦難の時代の中での宣教の拡大を経、様々な異端との格闘を経験し、新約聖書を編纂しました。そして、西ローマ帝国・コンスタンチヌス帝は、リキニウス(東方正帝)とともに、313年ミラノの勅令を発して、キリスト教を公認宗教の一つとしました。教会は、忍耐と祈りにより重大な転換期を迎えることができました。
中世ヨーロッパでは、ペストの流行に苦しんでいました。教会は「世の終わりは近い」と捉えましたが、病に苦しむ人々や救いを必要としている人々と共に歩もうとしていたのでしょうか。この課題は、宗教改革の重要な背景でした。その時代、聖書は、限られた場所で限られた人にしか読むことが許されていませんでした。御言葉は、あなたの近くにあると言われても、その言葉は遠くで語られ、救いを必要としている人の耳には届きませんでした。御言葉の示していることに心を開いていた人たちは、一人でも多くの人と御言葉の恵みに預かりたいと、聖書を身近なドイツ語や英語などへの翻訳を含めて宗教改革が進んでいきました。
近代、大きな戦争が続きました。正しいと考えられたファシズムや一党独裁の時代は過ぎ去りましたが、そこには、数多くの罪なき人々の犠牲がありました。ナイチンゲールは、戦いの場で傷ついた負傷兵の治療に尽力しただけでなく、この時代の医療や看護の改革に貢献したと言われています。
2026年は、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃により、世界が社会的経済的影響を被っています。その影響は、多くの人々の生活をも巻き込んでいます。その圧力は、心の中の憂いを飲み込ませ、神が導いている多様な人々の思いと歩みを知ったり受け取ったりする恵みを踏みつけさせているのかもしれません。
この年の主の復活の日を迎えることができ心から感謝します。世の大きな圧力にあっても、主は復活された。神のなさることに対し、世の圧力は無力でした。神の成さることによって、人が変えられていきます。2026年度は新たにはじまりました。復活された主イエス・キリストを信じ、共に歩んでまいりましょう。
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