【説教音声ファイル】
2024年7月14日説教要旨
聖書箇所 ヨハネによる福音書15章18節~27節
西南の祈り
西南学院中高教師 坂東資朗
熱中症に注意して元気にプレーを!-和歌山県の梅農家の団体が夏の甲子園を目指す高校野球36チームに特産の梅干しを届けて応援を続けていると報じられていました。塩分、酸味、はちみつの甘さが体を守り、また郷土の人たちの応援が暑さと緊張の中にある心を癒すのでしょう。
聖書の時代、戦地に出ていくローマの兵士はぶどう酒を携行しました。行く先の水が飲めるかどうか怪しい時、酸味の強いぶどう酒を水に混ぜ、しばらく置いて水の中の菌が死滅するのを待って飲んだといいます。ぶどう酒は生死に関わる水を清める薬でもあったのです。食中毒対策として梅干しや酢を使う、日本の生活の知恵と通ずるものがイスラエルにもあったのですね。
水だけでなく、どんな言葉を心に取り入れるかも人の生死を左右する大きな問題です。人間の価値を尊ばない言葉や事件が相次ぐ社会・時代の中、人生の基礎を形成する年代の児童・生徒・学生を多くお預かりしている西南学院が、イエスさまの愛に根差した教育の働きを続けることができるよう、皆様の祈りとお支えをお願いいたします。