【聖書箇所朗読】
【説教音声ファイル】
2026年4月19日説教要旨
聖書箇所 マタイによる福音書22章15節~22節
神のものは神に
梅木 光男
本日の聖書箇所はファリサイ派の人々が日頃敵対しているヘロデ派と結託して主イエスの言葉尻を捉えて、罠にかけるために主イエスに尤もらしい質問を投げかける場面です。それは「主イエスへの尊敬を表しながら、皇帝へ税金を納めるのは律法に適っているか教えてください」という問いかけです。もし主イエスが税金を納めるべきだと答えると、ローマ皇帝の権威に屈し人々の期待を裏切ることになり、逆に納めるべきではないと答えるとそれはローマ帝国への反逆とみなされるからです。本当に巧妙な罠です。
しかし主イエスは彼らの悪意に気づいて「偽善者たち、何故わたしを試そうとするのか」と厳しく𠮟責されます。そして税金に納めるお金を見せなさいと意外な言葉が彼らに投げかけられます。
彼らがデナリオン銀貨を持ってくると「これは誰の肖像と銘か」と言われ続けてあの有名な言葉「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」と命じられたのです。まさに二者択一ではなく三元論的発想です。
我々は神の姿に似せて創造され、髪の毛1本さえすべて神のものであることを確認しなければなりません。つまり神のものを神に返すこれが第一で、自分の存在は神のものであって自分のものではないことを常に意識しておればこの世のありとあらゆる事柄に捕らわれず自由になれることを実感します。我々はこの世の名誉やお金,物などよりもまず「神の国と神の義」を求める人生へと歩んでいきたいと思います。
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